今年もさくらんぼからぶどう(デラウェア)の収穫と、目まぐるしく果樹園を駆け回った時期が過ぎました。今年のぶどうは、6月から7月にかけて適度に雨が降り夜温も低かったことから、酸味が少なく着色もよいおいしいぶどうに仕上がりました(写真1、2参照)。8月に入ると高温や雨が続いたため管理が難しい状況となりましたが、無事に全量をお客さまに届けることができました。
現在、ぶどうの葉は黄色く色づいており、もうすぐ落葉を迎えます(写真3、4参照)。当果樹園から望むことができる蔵王連峰の紅葉も次第にふもとまで広がってきました(写真5参照)。こうした時期に果樹園で始まる作業が「剪定」です。来年に向けて果樹の生育具合を見ながら不要な枝を切り落としていきます。枝を整理しておかないと雪が積もりやすく、倒壊につながる可能性もあることから重要な作業の一つです。
周囲のぶどう園からも選定バサミで枝を切る“パチッ、パチッ”という音が聞こえてきます。朝晩の空気も、いっそうひんやりとしてきました。季節も秋から冬へ切り替わりつつあることを感じます。
●写真1 今年のぶどう(デラウェア)。
●写真2 箱詰めされたぶどう。輸送中に崩れないよう、隙間なくていねいに詰めていきます。
●写真3 黄色く色づいたぶどうの葉。写真1と比べると、果樹園全体のイメージが変わったようです。
●写真4 落葉したところからは青空が見えます。
●写真5 蔵王連峰の紅葉も、山頂から次第に下りてきました。
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