当果樹園ではこのほど、さくらんぼの収穫が終了いたしました(写真1参照)。今年も多くの皆さまに当果樹園のさくらんぼを楽しんでいただくことができ、従業者一同、大変喜んでおります。心より感謝申し上げます。
収穫を終えた後のさくらんぼの栽培管理の一つに、葉の健康をしっかり保つことがあります。これからの葉の役割は、来年に向けて蓄える養分をつくるため光合成を確実に行うこと。しかし、ケムシなどの虫や細菌、ダニなどによってダメージを受ける場合があります。虫に食べられたり、細菌に感染して早々に落葉してしまっては役割を果たせなくなってしまいます。そこで虫がなるべく寄りつかないよう雑草を刈ったり、定期的に殺虫剤や殺菌剤などを散布することが求められます。ですから、一年後の収穫に向けて必要な作業を確実に行っていきたいと思います。
↑写真1●さくらんぼの収穫を終えた佐藤錦。
さて、目をぶどう畑に向けてみますと、デラウェアは少しずつ紫色に変化してきています(写真2参照)。粒もしっかりと肥大してきていることから、あと少しで収穫期を迎える見通しです。スチューベンも着実に肥大してきており、この状況であれば8月の中頃に収穫が始まると思われます(写真3参照)。皆さまには、ぜひ夏のぶどうも楽しみにしていただければと思います。
↑写真2●着色が進むデラウェア。
↑写真3●肥大してきたスチューベン。
ぶどうの写真を撮り終え畑を出ると、久しぶりにノウサギが訪れてきたことに気がつきました。天敵となる猛禽類などに襲われやすい日中にもかかわらず。すぐにカメラを向けてみましたので、ぜひその模様(写真4、5参照)をご覧ください。
↑写真4●ノウサギが進む方向に気づかれないよう先回りし、しゃがんでじっとしていると、手を伸ばせば触れることができるほどの距離まで近づいてきてくれました。
↑写真5●訪れたノウサギは鼻先から尾の先まで約40㎝でした。
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