さくらんぼの剪定が始まりました。

当果樹園ではこのほど、さくらんぼの剪定作業が始まりました(写真1、2参照)。今シーズンは昨年と比べて降雪・積雪の量も少なく、日中の気温もマイナスまで下がることはあまりないことから、作業を進めやすい日が続いています。

↑写真1●剪定を終えたさくらんぼ(1)

↑写真2●剪定を終えたさくらんぼ(2)

今回は、剪定作業で携行する3つの道具をご紹介しましょう。
 一つ目は『剪定ばさみ』(写真3の一番下参照)。これは枝を切るときに用いるもので、丸い形の二つの刃のうち下の刃は枝を受け、上の刃で押し切るような構造になっています。なかには1万円を超える工芸品のようなものもありますが、私が使用するものは3千円程度。きちんと手入れをすれば満足できる切れ味が続きます。二つ目は『鋸(のこぎり)』(写真3の真ん中参照)で、これは剪定バサミでは切ることができない太さの枝を切るときに使用します。私は、持ち歩きしたときに短くて邪魔にならない折りたたみの鋸を使用しています。そして3つ目は『癒合剤』(写真3の一番上参照)。さくらんぼは、剪定作業によってできた枝の切り口などから枯れていきやすい性質があります。そこで、剪定後にこの癒合剤を塗ることで切り口が保護膜で被われ、雑菌の侵入を防ぐことができます。

↑写真3●剪定作業で携行する道具

冒頭で、降雪量が少ないと書きましたが、「今年は暖冬」などと安心していても1月末や2月に入ると大雪に見舞われることも少なくありません。寒い冬はまだまだ続きますが、温かい春を楽しみに作業を進めていきたいと思います。

コメント

コメントする