当果樹園ではこのほどスチューベンの収穫が完了しました。これにより今年は、当果樹園が栽培するすべての果樹の収穫を終えたこととなります。今年も多くの皆さまに、さくらんぼやぶどうを楽しんでいただけたことを従業者一同、大変喜んでおります。
さて、当果樹園ではスチューベンの収穫が完了すると、ビニルハウスのビニルをはがす作業に取り掛かりました。ビニルで覆われていないハウスの上から見下ろしますと、ブドウの棚の上はまだ緑色の葉で覆われています(写真1、2参照)。黄色に色づき落葉するまでは、養分を蓄積するために光合成が活発に行われます
↑写真1●ビニルをはがしたハウスの上から眺めたぶどう畑。
↑写真2●緑の葉は来年に向けて光合成を頑張っています。
他方、棚の下から見上げてみますと、ぶどうをぶら下げていた新梢が緑色から茶色へと変色してきたのがわかります(写真3参照)。これは「木化」と呼ばれる現象で、枝の組織が強くなってきている証です。また、木化した枝の葉の付け根では、すでに来年の春に新梢が伸びてくる芽が成長してきています。このように収穫を終えた果樹は、来年に向けた準備を着々と進めています。
↑写真3●茶に変色してきた新梢。葉の付け根には小さな芽も見られます。
コメント
コメント一覧 (1件)
収穫全て終わっても色々とやることがあるんですね。
それでも果物がないのは寂しいですかね。