強烈な寒波襲来! 待ち遠しい雪解け

1月15日に掲載したお知らせで「冬はこれからが本番」と述べましたが、その後、強烈な寒波が押し寄せるとは思ってもいませんでした。23日ごろにやってきたこの寒波は当果樹園にも連日雪を降らせ、ときおり陽が射すこともありましたが、気温が低いためか積もった雪はなかなか溶けてくれませんでした。
 こうした状況のなかで、ぶどうの棚に積もった雪の塊はだんだん大きくなっていきました。細い枝についた雪は陽が射すと溶けて自然に落ちるのですが、今回は落ちるどころかますます大きな塊になっていきました。棚の下に入ると日陰になっている部分が多く暗く感じます(写真1、2参照)。天気予報によれば、その後も毎日のように雪が降る見通しで、雪の重みなどによる倒壊や枝折れなどを防ぐためにも雪を降ろしておいたほうがよいと判断しました。

↑写真1●ぶどうの棚上に積もった雪。伸びた枝に沿って雪が塊のように積もっています。前回掲載の写真と比べてみても、積雪量の違いが確認できます。

↑写真2●さくらんぼ畑。ハウスのパイプは細くても、雪が降り続くと大きな塊になります。

そこで26日と27日に、ぶどうの棚に交互に張られている針金をゆすって枝に積もった雪を落としました。しかし、太い枝の上や雪が大きな塊となってしまっているとゆすってもなかなか落ちないため、こうしたところは手作業でかき落とさざるをえません。また、さくらんぼの枝やビニルハウスのパイプ等に積もった雪もなるべく落としました。
 今週に入っても雪が降り続きましたが、積雪はそれほどでもありませんでした。また、2月1日は久しぶりに一日中青空が広がったおかげでぶどうの棚の上の雪はほぼなくなり、胸をなでおろしたところです。(写真3、4、5参照)

↑写真3●雪がなくなったぶどうの棚。

↑写真4●雪がなくなったさくらんぼ畑。

↑写真5●雲をかぶっていますが、久しぶりに姿を見せた蔵王山。ここのスキー場は極上のパウダースノーで、ゲレンデもとても広いことから優雅にシュプールを描くことができます!

 気象庁は2月1日、「今後も2月前半にかけて日本付近に寒気が流れ込みやすい見込み」と公表しました。天気予報では今後も雪が降る見通しを示しています。
 「今年はいつごろ雪が解けてなくなるのだろうか」
 足下に雪がたくさん残っているため、一面真っ白な果樹園のなかにいると思わずこう考えてしまいます。春の本格的な作業に向けてそわそわし始めているのかもしれません。

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