冬はこれからが本番！

　武道などで、冬の寒い時期に技術の向上と精神の鍛練を目的として行われるのが寒稽古。先日、中学生のときに通った柔道場でいままさに寒稽古が行われていると知り、久しぶりに稽古に参加させていただきました。外は雪が降り道路も凍りつくなか、道場では中学生や小学生が声を張り上げながら一生懸命稽古に励んでいます。厳しい稽古を乗り越えて、ぜひ目標を成し遂げてほしいですね。一方、そうした生徒たちの姿を見て発奮した私も、２時間にわたる稽古メニューを必死にこなしました。ただ、稽古を終えた後は歩くのがやっとという疲労感。全身の筋肉痛も数日続いたことから、柔道を本格的に再開するには、現役のころのようにとは言いませんが、体を鍛えなおす必要があると強く感じました。
　さて先週、日本付近は強い冬型の気圧配置となり全国各地で雪が降りました。当果樹園のある山形市でも一日中雪が降り続いたり、夜間は気温がマイナス10度近くまで下がるなど、厳しい寒さが続きました。このため当果樹園に積もった雪も少しずつ高さを増していき、このあたりは県内でも雪が少ないほうとはいえ、長靴がすっぽりと埋まってしまうくらいまでになりました。また、住宅街を離れて果樹園に向かう道路について、軽トラックが走れないくらいの積雪となった場合は小型の除雪機を運んでいき、果樹園までの道路の除雪作業を行うこととしています。急な作業が必要になったとき、トラックなどで迅速に道具類を運搬できるようにするためです。先週は今シーズン２度目の除雪機の出動となりました。

写真１●ぶどう畑。剪定は終了しており、棚の上に積もっている雪は少ないことがわかります。

写真２●さくらんぼ畑。雪が降る日は日中でもうっすらと暗いため、撮影した写真はどうしても暗くなってしまいます。

　なお、県は各農家に対し大雪による被害について注意を呼び掛けています。当果樹園では、ぶどうやさくらんぼの一部の畑で剪定作業を終えていることから、ビニールハウスの倒壊などを防ぐための雪降ろしといった作業が必要となる可能性は低いと考えています。ただ、冬はこれからが本番ですから気を引き締めていきたいと思います。