当果樹園では、ごく少量ですが「スチューベン」を栽培しており、今年もいよいよ食べごろを迎えました。このぶどうはアメリカで生まれ1952年(昭和27年)に日本に入ってきたもので、糖度が高いことからとても甘い果汁を楽しめるのが特徴です。また、スチューベンはデラウェアのようにジベレリン処理を行わないため、果肉の中に種があります。種の周りは酸味を感じるので、皮から果肉をツルっと吸い込んで噛まずに飲み込むことをおすすめします。
なお、現在人気の高い「シャインマスカット」は、安芸津21号と白南という品種のぶどうを掛け合わせて育成されましたが、そのうち安芸津21号はマスカット・オブ・アレキサンドリアとスチューベンを掛け合わせて育成されたもの。つまり、これらのぶどうは同じ系統のものなのです。多くのシャインマスカットが店頭に並びはじめたいま、ぜひこうしたぶどうを食べ比べて、味や香りの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
コメント
コメント一覧 (1件)
スチューベンは種ごと食べるんですね。今度試してみます。