新年のごあいさつ

謹んで新春のお慶びをお祝い申し上げます。
 旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。皆さまにおかれましては、今年のお正月も楽しくお過ごしのことと存じます。

 さて、昨年を振り返ってみますと、果樹の生育にとって重要な時期に天候の影響を受けた年となりました。たとえばさくらんぼの場合、開花が進む時期に低温が続いたことから開花が遅れたり、受粉を手伝ってくれる訪花昆虫の活動が鈍くなったりしました。また、ぶどうの出荷シーズンに入ってから雨の降る日が増えたため、一部のぶどうが裂果したこともありました。
 天候は、そのときのさまざまな要因によって変動しますが、近年ではそれが顕著にあらわれているように感じます。このことから、果樹栽培において灌水や人工授粉、ビニルハウス内の温度管理など、天候に合わせた栽培管理を徹底することについて再確認したところです。

 当果樹園におきましてもたくさんのお客さまに、旬の果物を味わうことを楽しみにしていただいております。今年もおいしい果物をお届けできるよう、従業者一同、日々の作業に精一杯取り組んでいきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

●写真1 剪定を終えたぶどう(デラウェア)。例年12月中旬ごろになると積もった雪が根雪になるため、ぶどうの剪定作業もそれまで完了するようにしています。しかし昨年末は雪が降らず、逆に暖かい陽射しのなかで作業を行ことができました。

●写真2 近くでイノシシが地面を掘り返した跡が見つかりました。果樹園内に侵入してこないよう対策をとる必要がありそうです。

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