ぶどうが紅葉、もうすぐ剪定の時期

当果樹園周辺の水田では、つい先日まで何台もの大きなコンバインが稲刈を行っていましたが、それも終わり店頭にならぶ新米が楽しみな季節となってきました。また、日中は温かいものの朝晩は冷え込むようになり、蔵王山の紅葉も中腹まで進んできました
 さて、当果樹園のぶどうの葉も紅葉し、少しずつ落葉も始まってきています。デラウェアの葉は写真1のように黄色に、スチューベンは写真2のように赤く染まっていきます。天気がよい日は、これらの葉に光がさし色が鮮やかになるため、ぶどうの棚の下にしゃがみ込み上を見上げるととてもきれいな光景を目にすることができます。
 一方、さくらんぼの葉はまだ緑色をしていますが、朝晩の気温が低い日が続けば、こちらも黄色に色づいてくることでしょう(写真3参照)。
 収穫後、ぶどうやさくらんぼの木は、来年に向けて養分を蓄えるため、葉での光合成を活発化させてきました。その葉が紅葉を経て落葉したころ、当果樹園では不要な枝を切る『選定』の作業が始まります。

↑写真1●デラウェアの紅葉。葉には緑色と黄色の色素があり、天候や気温などの影響で緑色の色素が壊れていくと黄色の色素が目立ってくるためこのような色になるといいます。

↑写真2●スチューベンの紅葉。赤く色づく葉は、緑色の色素が分解されるときに、新たに赤い色素がつくられるためこのような色になると言われています。

↑写真3●さくらんぼの葉はまだ緑色。紅葉すると黄色に変わります。

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