休眠していた「ぶどう」が目覚めました

当果樹園では先ごろ、ぶどう(デラウェア)のパイプハウスをビニルで覆いました(写真1参照)。外の気温は晴天でも10度前後ですが、ハウスの中は約25度まで上昇。ひとたび中に入れば、まるで南国を訪れた気分になってしまいます。

↑写真1●ビニルで覆われたパイプハウス。この中はとても暖かく、果樹だけでなくトカゲなどの生き物たちもいち早く活動を始めます。

ぶどうは休眠期を終えて活動を始めると、剪定による枝の切り口から樹液が染み出てきます(写真2参照)。「樹液流動」と呼ばれる現象によるもので、ハウスの中で耳をすますと「ポタッ、ポタッ」と聞こえてきますが、これは樹液のしずくが地面に落ちる音。樹液はやがて止まることから、こうした光景や音は桜の開花と同じように春の訪れを感じさせてくれます。

↑写真2●剪定の切り口から染み出てきた樹液。数日後、しずくが落ちた所は雨が降ったような塗れた状態になります。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 生命ってすごいですね!
    それにしても、ハウスが25℃とは会社より暖かい。
    昨日の東京はすごく寒かったですが、もう春ですね。

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